![すずらんの花](image/suzurankaika_title.jpg)
すずらんの開花情報2011
すずらんの開花情報は、芦川源流域に自生する日本すずらん群生地を永年にわたり守り続けてきた故・藤本義晴氏に敬意を表すとともに、「君影草」の別名を持ちひっそりと咲く可憐なすずらんの開花の様子や貴重な生息環境を守り伝える事を目的としています。トイレ・駐車場あり(標高約1300メートル)
2014年の開花状況 2013年の開花状況 2012年の開花状況 2010年の開花状況
開花記録一覧
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第8回
取材日:2011年6月3日(午前) 晴れ
前回の5月31日に梅雨入りし連日雨の日が続きましたが、第8回目の今日は久々に晴れた中で撮影ができました。天気が良いこともあり、すずらんを見に来た多くのお客さんとすれ違いました。駐車場には大型バス2台と30台ほど車が駐車されていました。群生地は昨夜の雨により遊歩道が湿っていましたが、場所によっては乾いたところもありました。今日は昨日に比べかなり気温が上がり、お客さんの中には半袖姿の方もいました。空気は澄み、すずらんの花の香りがより一層深まっています。現在AとD地点が見頃だと思います。B地点も見頃に近付いています。週末はさらに楽しめそうです。
※
こちらのすずらんは「にほんすずらん」種のため非常に小ぶりです。そのため、葉に隠れるように咲いています。のぞき込むようにしてすずらんの花をご覧ください。
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すずらん群生地北入口。
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今日のすずらん群生地は時折気持ちいい風が吹きました。以前に増して緑が濃くなってきました。
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すずらん荘売店。今日も芦川産のお野菜や加工品、軽食が販売されていました。
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左上:もろこし粉でできたエゴマ入りのお菓子「鳥のたまご」。右上:自家製味噌でいただく「こんにゃくおでん」。本来はこんにゃくが6切れです。
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それではA地点から観察を始めます。A地点は北入口から群生地に入った地点に位置します。
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現在A地点では今一番花が咲いている地点です。遊歩道が平らなところが多いので、写真撮影の場所に適する箇所が多いです。特にA地点からB地点に向かう途中、右側にある細い遊歩道では多くのすずらんが道から顔を出しています。
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A地点から60メートル歩いたところにB地点があります。
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昨晩降った雨がまだ残るB地点。大分花が咲いてきました。
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B地点からさらに100メートル歩きます。一番傾斜のある遊歩道があるC地点です。標高が一番高いため、一番生長が遅い地点です。
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現在イカリソウの花が一番多く咲いている地点です。蕾も大きくなり、白く丸い鈴の形に近付いてきたすずらんが増えてきました。
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南入口にあるD地点。 この地点は群生地の中でも一番標高が低い所に位置します。
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群生地の中では一番咲いている場所です。すずらんの花も大体咲き、中には枯れ始めたすずらんもありました。
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白樺の木の根元には小さな鈴を付けたすずらんが沢山さいています。(撮影場所:A地点)
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遊歩道の脇から顔を出すすずらんたち。(撮影場所:B地点)
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蜂はイカリソウの花から蜜を採るのに一生懸命でした。(撮影場所:B地点)
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すずらんの横にはスミレも可憐に咲いています。(撮影場所:A地点)
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大地の恵みの雨を受けるすずらんの葉。(撮影場所:D地点)
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雨によってしおらしく見えます。(撮影場所:B地点)
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そして時には強く見えます。(撮影場所:A地点)
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すずらんの花にそっと近付くとすずらんの爽やかな香りが漂います。是非、すずらんの群生地に来たら深呼吸をしてみてください。そして、最近群生地内で写真を撮るために柵の中に入ってすずらんを踏みながら撮影している方がいます。非常に悲しいことです。撮影へ行く度にそのような方に出会います。必ず下記の注意事項をご一読ください。
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●すずらん群生地に入る前に、必ず下記注意事項をご一読ください。
すずらんは、山梨県の自然記念物に指定されてます。採取や損傷は絶対にしないで下さい。群生地内での飲食や喫煙はご遠慮下さい。 遊歩道以外の場所への立ち入りはご遠慮下さい。ゴミは各自必ずお持ち帰り下さい。 ペットを連れてのご入場はご遠慮下さい。
●すずらんの里祭り 2011年5月27日(金)~5月29日(日)
山梨県の自然記念物にも指定されているすずらん群生地で、今年も「すずらんの里祭り」が行われます。まつり期間中は様々なイベントが行われ、上芦川から群生地までの無料送迎バスが運行されます。
●芦川町について
このすずらん群生地は芦川町のシンボルになっていますが、芦川町はすずらんだけでなく、古民家集落や石垣の段々畑、山間を流れる渓流など、豊かな自然に溢れた素晴らしい山村です。訪れる人の心や体を癒やしてくれる、日本の原風景を感じさせる芦川町へお越しいただき、ネットでは伝えきれない芦川の素晴らしさをぜひ体感してみてください。
●新道峠ライブカメラ
芦川町新道峠に設置されたライブカメラから、毎朝30分毎に峠から見える富士山の画像が更新されます。浮世絵を見るような美しい富士の姿は毎日毎日ひとつとして同じものはありません。朝焼けの富士、鏡のような湖面、虹色に輝く雲海・・・春夏秋冬、様々な顔の富士山を楽しめます。
●新道峠からの大パノラマ
新道峠はすずらん群生地から車で15分ほど林道を走り、数分登れば峠に到着です。富士山や南アルプスの素晴らしい眺望を気軽に楽しめるロケーションです。ライブカメラの設置ポイントはもう少し登りますが、ここからの眺めも絶景です。ぜひすずらんの花と共に、お楽しみください。
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