「芦川納涼の夕べ」レポート
8月14日、お盆の真っ直中に行われました「芦川納涼の夕べ」、午後7:30のスタートを前に会場となる芦川小中学校に地域の住民が続々と集まってきました。
そんな中には、ふるさと芦川に帰省していると思しき家族連れも多く、校庭のあちこちで「いやぁ～久し振り～」とか「なんでぇ、けえって（帰って）きただけぇ～」なんて声が飛び交い、懐かしい顔同士の語り部や老若男女入り交じり、みんな知り合いって感じの距離感でスーパーローカル感ありありのお祭りだなぁと、一巡りする間もなくすぐに実感できました。そんな心地良さに浸っていると、間もなく実行委員長の開会の挨拶があり、会場の照明が落とされ花火の打ち上げが始まりました。今さらではありますが、ここ芦川は山間の渓谷の町であるが故に、広い河原があるわけでもないし花火をどこで上げるんだろう？って思いましたが、心配することもなく学校南側の河川付近から打ち上げられ、その近さからか今まで味わったことがないくらい真上に花火を観ることができました。と同時に、夜空に色とりどりに咲く大輪の花が一際美しく見えたのは、芦川の澄んだ空気だからこそ成し得る演出なのでしょうか、、、。
そして自然環境といえば、お祭り会場になっている芦川小中学校。小、中それぞれに入り口がありますが共にプランターに花が植えられ（育てられ）、見事に華やかな玄関になっていました。特に中学校は来年度より八代町の浅川中学校への編入が決まっていますので、ちょっと寂しい気はしますが、玄関横の「己を磨け」の文字がとっても頼もしく見えました。また、風船葛で窓際にグリーンカーテンが施され目にも涼しげで、我々の事務所も来年はゴーヤカーテンを、なんて話もしておりましたので参考にもなりましたぁ。さて、納涼の夕べの取材にも関わらず、初めて立ち入る芦川小中学校の至る所に目を奪われ、あれよあれよという間に時間が経ってしまったわけですが、お祭りも無料の「じゃがバター」に「かき氷」「ポップコーン」と大盛況であっという間に終盤の抽選会となってしまいました。校庭の隅にいた人たちまでもが、こぞってステージ横の抽選発表の掲示板前に集まり、黒山の人だかり。
笛吹市内各所のお祭りから比べると、山間のとっても小さなお祭りですが人との繋がり関わりを強く感じることができたお祭りでした。祭りを締めくくる最後の打ち上げ花火は、ふるさと芦川で過ごす「盆帰り」の人たちに、またひとつお土産を残してくれました。 （取材：Donガバチョ）
