葦のランプ笠を作ろう!

2010年5月1日、八代町岡区の八代南部共選場で天然の葦を使ったランプ笠を作る講習会が行われました。主催は「稲山ケヤキの森連絡会議」と、「稲山ほたる銀河の会」。日頃から稲山ケヤキの森と、四ツ沢川のホタルの保全に関わっていらっしゃる皆さんです。会には多くの地元の方が参加されていて、今回、葦ランプ作りにも参加されました。

この葦ランプは四ツ沢川にホタルが舞い飛ぶ頃、四ツ沢公園の遊歩道沿いに配置され、誘導灯として灯されます。電源もない真っ暗な川沿いにホタルを見に来た人たちのために、足元を照らしてくれるのです。天然の葦を使った葦ランプは素朴でナチュラルな雰囲気。ホタルの飛び交うロケーションによく馴染み、どこか懐かしいような暖かい気持ちにさせてくれます。この葦ランプ作りは、毎年会員以外の一般の方にも参加を募ります。今回、笛吹市内から参加された方は、ご自分で作った葦ランプを持ち帰って自宅で使われるそうです。(参加費一名100円です。)モダンなインテリアとしての価値もありそうですものね。

会長の松田さんの説明を伺ってから、それぞれに作業開始です。広い共選場なので作業スペースがたっぷりあります。会員の方が大変なご苦労をされて刈られてきた長い長い葦を使います。立たせた時に円錐形になるように長い葦と、短くした葦を規則的に紐で編んでいきます。

もう三回目の参加だという会員の方は慣れた手つきで編んでいました。初めての参加の方は始めは苦戦していたようですが、徐々にコツを掴んでいきました。皆さん黙々と作業に没頭されていました。

そして会場のあちこちで、次々と素敵なオブジェが出来上がってきました。天然素材のもつ味わいのせいか、一つ一つ個性の違うランプシェードです。最後に笛吹市役所八代支所地域課の大村さんから、ホームセンターで売っている電球などを入れましょうと説明がありました。

時間にして3時間弱でした。毎年行われていますので、来年は是非、皆さんも参加してみませんか?本日出来上がった葦ランプはホタルの飛ぶ期間、四ツ沢公園の遊歩道に並べられ、明かりが灯されます。

 

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