
大蔵経寺定点
定点2:本堂は大蔵経寺山を背景に建ち、新緑の季節にも見事な景観を描き出します。ここから見る山は石和の町を飾る一隻の屏風のように見えます。ひと足早く紅葉が進んでいる境内の庭も見どころの一つ。
<近辺の観察ポイント>
B:日の出温泉前:ここでもまた違う表情の大蔵経寺山が見られます。「日の出温泉」の場所は看板の下あたり。散策の途中に立ち寄って露天風呂から紅葉を眺めるのもいいでしょう。土日は宿泊客が多いので要事前確認。
★2009年12月1日 晴れ
大蔵経寺の境内を賑わせたイチョウもカエデもほとんど葉を落とし、残り葉には虫食いや、風雨に破れて傷んだものが目立ちはじめていました。この約1ヶ月間、紅葉を通じて衰退の美をじっくりと観ることができました。定点観察はこれで終了します、ありがとうございました。

落石防止壁付近と中腹の木々の落葉が目立ってきました。薄茶色くモヤモヤっと見えるのが落葉した木です。

日の出温泉の露天風呂から撮影。カメラでは捉えられませんでしたが、お湯に浸かれば山は眺められます。

B地点:命尽きる間際の最後の燃焼と思えるようなオレンジ色の輝きが、眩しいほどに輝いていました。

市街地に近いこの低山もいよいよ秋の深まりを感じさせる色になりました。

イチョウはすでに落葉しはじめ、紅葉との競演もこれが見納めでしょうか。

B地点:これだけ山が染まると、温泉からの眺めが気になります。

ミズナラなどの茶色くなった葉と常緑樹の緑の組み合わせで全体的に深みを感じます。

葉の形や、葉のフチのギザギザを見比べると、庭には3~4種類のカエデがあるようです。

B地点:黄葉した部分が増えて、山全体が黄色味を帯びてきました。

紅葉も、黄色や緑があってこそ美しさが際立つ時期があり、今がその時のようです。

秋は、ふだん落ち着いた境内が一年でいちばん華やぐ季節かもしれません。

B地点:木々の葉は適度な湿気を含んで一段と発色がよくなるようです。

またもや山火事発生!? ではなく、防災パトロールに来た消防車です。山は赤く燃え始めてきました。

銀杏、紅葉、青空…、言葉を並べただけでもきれいです。まだ赤く染まらない山の緑が他を引き立てています。

B地点:こんな寒い日は麓の温泉に浸かりたい気分です。山は全体的に黄色みを帯び、赤く色づき始めた木もあります。

木によっては紅葉が始まっているようです。麓のブドウ畑は黄色く見えます。

手入れの行き届いた境内の庭木は、すでに紅葉していました。

B地点:山梨岡神社と大蔵経寺のほぼ中間地点。ここからはこんな感じに見えます。