グリーンファームJA報告会

2013年12月4日UP

12月3日、JAふえふき本所(八代町)におきまして先日グリーンファームが受賞した『平成25年度豊かなむらづくり・農林水産大臣賞』の報告会が行われた。

左から笛吹市倉嶋清次市長、山梨県峡東農務事務所西野孝所長、同事務所地域農政課望月課長、同事務所地域農政課向山副主幹、山梨県観光部観光振興課古屋主査、旧八代町古屋貞次元町長、笛吹市議会より渡辺正秀議員、渡辺清美議員、梶原善議員、笛吹市農業委員会より1名、グリーンファーム前代表理事前島氏

右から山梨県議会前嶋茂松議員、笛吹市役所産業観光部風間部長、農林振興課より雨宮課長他2名、笛吹市役所八代支所武川支所長他2名、JAふえふき八代支所橘田和徳支所長
以上の方々が来賓として招かれた。

峡東農務事務所地域農政課・向山副主幹より表彰事業の評価基準あるいはグリーンファームが受賞対象となったポイントとこれまでの経過について説明がされた。
地域住民が主体となってむらづくりに参画していることが最も重要で、グリーンファームのように女性や若者の参画は大変意義のあることでその点が評価されたのではないかという。

グリーンファーム代表理事・角田氏
JA組合員に向けて、受賞の喜びと地域の協力に対しての感謝の言葉が述べられた。
また今後の抱負を次のように述べた。「農産物直売所という立ち位置は変えることなく、地域住民にはコミュニティとして活用していただき、県内外からグリーンファームを利用されるお客様に対しまして気軽に立ち寄れる憩いの場として利用していただけるよう展開していきたい。」

倉嶋市長
「受賞のポイントになったのは、何よりも女性の活躍が光ったのではないかと思います。今回の受賞を契機に慢心することなく、更なる発展と地域活性化に繋がるまちづくりを推進していってもらいたい。」

山梨県峡東農務事務所・西野所長
「直売所を中心とした生産者との連携、女性の力、加工、若者の力、福島県・浪江町からの協力、県として生産指導、6次産業など更なる活性化に繋がるように可能な限りバックアップしていきたい。」

山梨県議会より前嶋茂松議員・中村正則議員から祝辞と今後の活躍への期待と激励の言葉がそれぞれ述べられた。
前嶋議員からは、「スマートインターチェンジが建設されるとグリーンファームは八代町の出入口として、ますます人の流れが多くなることが予想されます。それ故、地域への貢献度も比例して高いレベルで期待がされます。皆様にはさらに尽力していってもらいたい。」
中村議員からは、「公務で関西圏を訪れると桃・ぶどうの評価は当然ながら高いが、笛吹市産のとうもろこしも評判が良く、そういった点だけ考えてみても新鮮な野菜・果物を取り扱う農産物直売所は観光の側面でも貢献度が高いと言えます。リニア中央新幹線が開通されることにより、西日本との距離が格段に縮まると言えそうです。」

報告会の最後にこの賞を受賞するまで黎明期から尽力された全代表理事へ花束贈呈された。

会場を移動し、祝賀会が催された。

全代表理事から感謝の言葉と乾杯の御発声。

グリーンファームで実際に販売されている農産物加工品が祝賀会場ではふるまわれた。
その一部をご紹介。

カナッペ(ナス・巨峰・桃ジャム)

大根の酢漬けとナスの煮付

フルーツの盛り合わせ

ドライフルーツ(ぶどう・桃・トマト)

お赤飯と紅白饅頭、桃ゼリーをお土産に。

グリーンファームのみなさん。

農林水産大臣賞受賞おめでとうございます。
今回の受賞の最大の要因は女性の活躍が光ったのではないかと、受賞を称える祝賀会では一様にそのような声が聞こえてきました。

今ふたたびの・・・
『アクティブ農村女性』と『もったいない』この二つのキーワード、『もったいない』を“Mottainai”と世界共通の言葉として国連で提唱したケニアのノーベル平和賞を受賞された故ワンガリ・マータイ女史が思い出されます。
3R(Reduce=ゴミ削減,Reuse=再利用,Recycle=再資源化)+ Respect=敬意 かけがえのないもの、自然環境や命、遠いアフリカの地ケニアの女性の活躍により『もったいない』の言葉の意味が世界へと発信されています。

ちなみに山梨県立博物館に展示されている印象派画家ジャン=フランソワ・ミレーの代表作『落穂拾い』にも『もったいない』の意味が込められているそうです。
富士山の世界文化遺産登録、2020年東京オリンピック開催とインバウンド戦略に伴うホスピタリティ強化がしばしば話題に挙がります。
しかし、『おもてなし』も大切ですが、『おもいやり』や『もったいない』の心も忘れずに。

Mottainaiホームページ

市役所ほか受賞報告訪問時のレポート

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