お正月飾り

2013年12月27日UP

12月27日(金)♪暦はー、もう少ーしで今年も終わりでーすね♪
早いもので2013年(平成25年)も残すところ4日となりました。
年末は何かと忙しいですよね、大掃除は終わりましたでしょうか?
新年を迎えるのにお正月飾りをお店で買って済ますのもいいけれど、折角だから手作りの注連縄飾りで新年を迎えてみませんか?
というわけで、一宮町地域ボランティアにより年末の恒例行事として10年以上続く手作りの注連縄飾りを一宮保健センターで取材してきました。

注連縄飾りにはいくつか種類があり、「輪飾り」「玉飾り」などが代表的です。今回、取り上げるのは「輪飾り」です。

注連縄に用いられる藁(わら)は、境川町の農家から提供されたものだそうで、「逆編み」という手法で輪型に編みこんだものを事前に準備。

注連縄に手作業で飾り付けを施していき完成となる。
子供の参加者が目立ち、中にはおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に訪れ、共同作業を楽しむ横顔も見れました。

飾り付けにもそれぞれ意味があり、上から
おたふく・・・・・・お多福、文字通りたくさんの福が訪れますようにと。
扇(おうぎ)・・末広がりに開いた様が家内繁栄を指す。
海老(えび)・・海老の曲がった背が老いを表し、長寿を願う縁起物。
ゆずり葉・・・・・・絶えず新しい葉がでることから子孫繁栄を指す。
紙垂(しで)・・聖域であることを指す。相撲で横綱が土俵入りする際にも綱まわしに付いています。

完成した注連縄飾りを手に記念撮影。

今回、取材にご協力いただきました笛吹市社会福祉協議会一宮地域事務所リーダーに伺いました。
「笛吹社協一宮地域事務所ではこの取り組みを世代間ふれあい交流事業として位置づけ展開しました。今月18日(水)一宮南小学校、19日(木)一宮西小学校それぞれを訪れ、地域のみなさんと児童が注連縄飾りづくりで親睦を深めました。また、一宮南小学校では製作した注連縄飾りを児童が地域を回りお届けする活動も実施し、ここでも高齢者の方には非常に喜ばれ、ひとつの地域で暮らす幅広い世代の交流に微力ながら貢献できたのではないかと感じます。」

こうした世代間交流は大変意義のある活動だと思います。土地に伝わる慣習だったり、暮らす人々の知識は地域の財産です。親から子へ、子から孫へ、地域の大人から子供たちへ・・・永遠に受け継がれるサイクルです。
まさに末広がりですね。

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