キリコラージュ アフタートーク

公演後、スコレーセンターの山下さんの司会でキリコラージュのお二人(ストウミキコさんと外山晴菜さん)のアフタートークが行われ、とても興味深いお話が聞けました。

山下さん:ではまず、キリコラージュの作品について教えてください。

ストウさん:私たちは二人で活動しているので、相手と係わること、相手と遊ぶことで、自分ではできなかった発見、出てこなかった気持ちとか形とか動きというものを、すごく大事にしています。今回の作品でも、笛吹の方にはまずそれを一番に伝えたいというのがありました。

外山さん:決まった振り付けをきれいに揃えることを一番の目的にしていないダンスで、皆さんの感じてもらいたいように感じてもらう、そういうダンスをやっているのですが、自由に感じてくれというのは意外と難しくて、初めての人には慣れるまで時間がかかるんじゃないかなと思いました。では、いっそのことお話にして説明してしまおうと思い今回やってみました。これでちょっとだけ、みなさんにこの作品に近づいた感じを持ってもらえたら嬉しいです。

山下さん:今までステージをこういう使い方をしたことはなかったんですが、今回の作品はこのスコレーセンターを見てから考えたということなんですよね?

ストウさん:そうです。今日はカーテンを締めて使いましたが、私達が5月に初めてこのスコレーセンターに来てここを開けた時に、日本では珍しく、外国の劇場やスタジオみたいに開放的だなと思って…。山が遠くのほうに見えて、昨日と今日で景色が変わって見えるのが、ものすごく素敵だと思って。なんかここの突き抜けてる感じが印象的だったので、それを大事にしたいなというのがスタートでした。

山下さん:笛吹市はどうでしたか?

ストウさん:ほうとう、桃、ぶどう、ワイン、信玄餅とたくさん行きましたね。地元の人は桃を固いまま食べるそうで、驚きました。こういう地元ならではの、小さなことも一緒に味わって、笛吹きの人は桃はこれが美味しいんだ、道の幅はいつもこれぐらいの所を歩いてるんだっていうのを知ると、そういうのって、わりと身体間隔と繋がってるんですね。まずここに興味をもつこと。食べ物であったり、景色であったり、そしてもちろんワークショップでいろんな人たちと係わって、こんな作品をつくりたいなという点に繋がっていきます。

外山さん:今回ワークショップをした2つのクラスの子達(※9/27に一宮北小学校で、9/29に石和北小学校でワークショップが行われた)、人に慣れるのが本当に早いですね。楽しい時間を過ごさせていただきました。人と違うことをまったく恥ずかしがらないというか、そんな印象を受けました。
参加者の出演シーンも、振り付けを決めていたわけじゃなくて、手をたたいたら次の人とかいうルールを決めていただけで、自由に動いてもらいました。そうするとみんないろんな形が生まれて、一人ひとり違って、すごくおもしろいと思いました。いつも作品があるごとに、私たちもまた新しい発見があるし、本当にそれぞれ個人個人の人というのは、おもしろい感性と個性があるんだなと実感します。

山下さん:キリコラージュとしての今後の抱負を聞かせてください。

ストウさん:とにかく来るもの拒まずで、色々な事に挑戦していきたいと思います。とにかく、私たちはいろんな方と出会えるのが楽しみなので。また笛吹の方と第2弾を創りたいですね。

外山さん:今回の笛吹での公演は、ダンスの種を蒔けたかな?という感じです。まだまだこれからだという感じがしたし、みんなももっとやりたいかなと思うので、これからもよろしくお願いします。

キリコラージュオフィシャルサイト

『ダンスの楽しさを笛吹に!』に戻る

 

ページトップへ

〒406-0834 山梨県笛吹市八代町岡513-5 Tel.055-287-8851 Fax.055-287-8852
Copyright 2009-2012 Fuefuki-syunkan.net. All Rights Reserved.