キラリ☆伝統の技 「中島糀味噌」

糀の花、満開☆

取材日2009年11月14日 雨

広い作業室場の中のムロで今日も糀作りは続けられます。外は冷たい雨でとても寒いけど、ムロの中はカラダを動かすと暑いくらい (^^;) 一晩ねかした麦がどんな変化をしているのか楽しみです。

何百枚も積み上げられたフネ(もろ蓋)と呼ばれるモノ。発酵の始まった麦をフネに入れて、完成させます。

一枚のフネに一升の糀が入れられ、こちらのお店ではこのまま購入されていく方が多いそうです。

「慣れた仕事だから出来るんだ」とジックリねかせた糀を手で確かめるのは十代目のご主人。御年83歳とは思えないほど若々しくて、シッカリしていらっしゃる (*^_^*)v 手の感触だけを頼りに判断をする。まさに職人技☆☆麦の一粒、一粒を愛おしそうに見つめる目はそれこそ真剣。この時点でうまくいくか否かの判断はつくそうです。

糀菌が上手に発酵をして、麦がうっすらと白く包まれている様子を「花がつく」と言うそうです。今からもっと発酵を促して真っ白な花をつかせるために糀作りの最終段階へ。一升ずつフネへ入れて再びねかせます。

発酵が始まった麦は自発熱があるのでフネを重ねてねかします。炭がなくてもムロの中は汗ばむくらい暖かでした。

 

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