
水芭蕉の開花情報2014
観察する水芭蕉は、境川町にある「藤垈の滝」公園内、「清流ゾーン」に群生しているものです。群生地の周囲には遊歩道が巡り、老樹の茂る林の中を散策しながら、花を観察することができます。公園内にはトイレ、水道、駐車場、東屋などが整備されています。藤垈の滝から流れる水の温度は、年間を通して13度と低く、夏には涼を求めて訪れる人の絶えない名勝となっています。標高約440mの地点です。
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第2回
取材日:2014年2月19日(午後) 晴れ
山梨県は2月14日から15日にかけて再び記録的大雪に見舞われました。
最大積雪量は甲府114センチ、河口湖143センチといずれも観測史上最大となり、山間部で孤立地区が出るなど広範囲に渡って被害が広がりました。
大雪から6日目、幹線道路以外の脇道の除雪も進み、ようやく藤垈の滝公園まで車で通行できるようになりました。
しかし公園の入口までは入れたものの、公園内はまだ雪が深く、水芭蕉の群生エリアまでは入ることができないため、本日の観察では遠くから池の様子を撮影しました。
池のまわりだけ雪が溶けて、深い雪の中から水芭蕉が顔をのぞかせています。
凍えるような寒さの中、太陽の光を浴びて元気に成長している姿が確認できました。

雪が深く池に近づけません

ズームで水芭蕉の生育を確認

公園入口はまだ50センチほどの積雪が残っています
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水芭蕉の観察地について
●群生地内では以下のことにご注意ください
この場所での植栽、伐採は禁じられています。 群生地内での飲食や喫煙はご遠慮下さい。 群生地水場への立ち入りはご遠慮下さい。 ゴミは各自必ずお持ち帰り下さい。 ペットを連れてのご入場はご遠慮下さい。
●「藤垈の滝」公園の水芭蕉
境川町は新潟県中条町(現在の胎内市)と「板額御前」を縁に姉妹町村になっています。境川町では、中条町で群生する水芭蕉を取り寄せて、この公園に植栽しました。この公園内も年間を通して水温が低く、水芭蕉の育成に適していた為、現在のように毎年花を咲かせてくれるようになりました。

●境川町とは
曽根丘陵の東に位置し、南側から甲府盆地を望-む景色は壮大です。山頂に電波等が並び立つ坊ヶ峰は、境川のシンボル的存在です。スモモの栽培が盛んで、春には白く可憐なスモモの花と、ピンク色の桃の花を同時に見ることもできます。古代より栄えた土地の証として縄文時代の土器などが多く出土します。また、穏やかで自然豊かな里山の風景は、深沢七郎の「楢山節考」の舞台になったり、俳壇の巨匠、飯田蛇笏・龍太親子を輩出したりと、文豪にインスピレーションを与えたロケーションでもあります。
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