水芭蕉の開花情報2013

水芭蕉の開花情報2013

観察する水芭蕉は、境川町にある「藤垈の滝」公園内、「清流ゾーン」に群生しているものです。群生地の周囲には遊歩道が巡り、老樹の茂る林の中を散策しながら、花を観察することができます。公園内にはトイレ、水道、駐車場、東屋などが整備されています。藤垈の滝から流れる水の温度は、年間を通して13度と低く、夏には涼を求めて訪れる人の絶えない名勝となっています。標高約440mの地点です。

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開花記録一覧

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第2回

取材日:2013年3月18日(午前) 晴れ

約一週間が経過しまして、それほど進んではいないと思っていましたが、来てみてビックリ。水芭蕉の茎と言いますか全体はそれ程大きくはないのですが、白く花びらのように見える仏炎苞も開き、中の花序(かじょ)がひょっこりと現れている株が多くありました。エリアによって差はありますが、多いところでは3分くらいが咲き始め、まだ可愛らしい大きさではありますが、十分に楽しませてくれる状況です。桜の開花が随分と早まっておりますが、見えないところで植物は同調しているんですね。この暖かさが続くと、一気に咲きそろいそうですよ。

気温の上昇と共に、一気に咲いて参りました。場所によって水量や土目の違いか、成長に差はありますが、裸婦横のエリアは中でも一番進んでいる場所です。

上のお滝から流れ込んできた水が、大きく広がる場所です。例年ですともっと水量が多いのですが、渇水の影響でしょうかね。

手前の仏炎苞は、見ようによってはアヒルにも見えますね。

中程を下る遊歩道。この距離だとわかりにくいのですが、コケがうっすらと生えており、雨の後など濡れているときは要注意!

まだまだ全体が小さく可愛らしい。

水が少ないので、余計に上から落ちてくる小枝や枯れ葉が目立ちますね。

ここは水の流れが隅まで届いていないですね。

群生エリアの一番下の場所。


個人的にはここのラインが好きですが、水が少ない。

ちっちゃいのが背伸びしてがんばってる感じ。今週末頃から本格的な見頃でしょうか。皆さん、お出かけください。

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水芭蕉の観察地について

●群生地内では以下のことにご注意ください

この場所での植栽、伐採は禁じられています。 群生地内での飲食や喫煙はご遠慮下さい。 群生地水場への立ち入りはご遠慮下さい。 ゴミは各自必ずお持ち帰り下さい。 ペットを連れてのご入場はご遠慮下さい。

●「藤垈の滝」公園の水芭蕉

境川町は新潟県中条町(現在の胎内市)と「板額御前」を縁に姉妹町村になっています。境川町では、中条町で群生する水芭蕉を取り寄せて、この公園に植栽しました。この公園内も年間を通して水温が低く、水芭蕉の育成に適していた為、現在のように毎年花を咲かせてくれるようになりました。

藤垈の滝公園マップ

●境川町とは

曽根丘陵の東に位置し、南側から甲府盆地を望-む景色は壮大です。山頂に電波等が並び立つ坊ヶ峰は、境川のシンボル的存在です。スモモの栽培が盛んで、春には白く可憐なスモモの花と、ピンク色の桃の花を同時に見ることもできます。古代より栄えた土地の証として縄文時代の土器などが多く出土します。また、穏やかで自然豊かな里山の風景は、深沢七郎の「楢山節考」の舞台になったり、俳壇の巨匠、飯田蛇笏・龍太親子を輩出したりと、文豪にインスピレーションを与えたロケーションでもあります。

境川エリアガイドはこちら


より大きな地図で 藤垈の滝 を表示

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2009年以前の開花情報

 

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