“マクロビオティックス”料理教室(7回目)

現在、観光庁の推進する「官民協働した観光地再建・強化事業」として、笛吹市において「マクロビオティックス」を活用した地域振興策の実施が進められています。

第7回目のマクロビオティックス料理教室では、旅館などの地域事業者が参加し、マクロビオティックスの理論に基づいた料理方法を学びました。

講師は新潟でマクロビオティック専門の料理教室を開催されている、細貝恵子さん。実習のために、新潟から山梨までお越し下さいました。

本日の実習では、かぼちゃとあらめのキッシュ、かぼちゃのこはぎ、水菜とエリンギのサラダ、サツマイモと栗のとろりスープ、パンプキンプリン、スイートポテトの6品を作ります。

キッシュはフランスの郷土料理。通常はパイ生地・タルト生地の中に、卵、生クリーム、ひき肉や野菜などを加えてオーブンで焼き上げますが、今回はマクロビ料理なので、生地には玄米ご飯、そしてフィリングには、野菜とあらめを豆腐ベースのクリームであえたものを使います。あらめは海藻の一種です。

まずは生地づくりから。

炊き立ての玄米ご飯をすり鉢で潰します

くるみ、かぼちゃ種、菜種油等を入れて手で混ぜ合わせます

型に敷き詰めて、生地の完成

次はフィリングです。
水切りした豆腐をブレンダ―で撹拌し、味噌や練りごまを加えていきます。

よく撹拌します

ねっとりクリーミィに

キッシュの具に火を通します

火が通ったら、豆腐のクリームとあえます

玄米のクラフトに詰めます

オーブンでしっかり焼き上げます

焼き上がりはこんな感じ。

こんがりきつね色になりました!

次はかぼちゃのこはぎ作りです。こはぎとは、小さな一口サイズのおはぎのことだそうです。
もち米と紫米を炊いたものをすり鉢で潰し一口大にまるめたら、中に栗を入れます。
最後にかぼちゃでくるんで出来上がりです。

もち米と紫米を炊き上げます

炊き上がり。真っ黒です

優しくすり潰すとこんな感じに

丸めてかぼちゃで包んで完成です

あとは、スープとサラダ、デザートです。
スープは、まず具を煮て、ブレンダ―で撹拌します。豆乳を加えて加熱すれば出来上がり。

さつま芋、玉ねぎ、栗に豆乳を加えて

しっかり加熱。とろとろです

スイートポテトは、さつま芋とリンゴをよく煮て、潰して焼き上げます。

甘い匂いが漂います

全粒粉と豆乳を加えて混ぜます

俵型にしてオーブンへ!

水菜とエリンギのサラダも完成です!

パンプキンプリンもかたまりました!

きれいに盛り付けをして、いただきます。

かぼちゃとあらめのキッシュは、クラフトがパリパリで中のフィリングはふわふわ。和風の味付けで男性も食べやすいと好評でした。
かぼちゃのこはぎは、おはぎだけあってお腹にずっしりきます。甘味料などは使っていないので、かぼちゃ本来の甘さとお米の甘さを味わうことができます。
中の栗がアクセントになって味に変化がついて良いですね。スープもデザートもとても美味しくいただきました。コクがあって濃厚で、卵、乳製品ゼロのお料理とは思えません。
男性陣は栗、かぼちゃや、さつま芋が苦手なようで、あまり箸が進んでいないようでした。
栗、かぼちゃ、さつま芋といえば女性が大好きな食材。苦手な男性が多いのは一体何故でしょうか。

食後にお料理の感想などを話します。
「菜種油とオリーブオイルの使い分けで味に変化がでる」「野菜とナッツを組み合わせるととても美味しい」「玄米ご飯のクラフトは食べごたえがあって斬新」
など様々な意見が飛び交います。

参加者の自家菜園で育った採れたて野菜も登場し、皆喜んで持ち帰りました。

かぶや大根などの秋野菜がいっぱい

次回以降も毎回異なるレシピでマクロビオティックスの技術を学びます。次のレポートをお楽しみに。

 

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