御坂町戸倉・十郎地区2011

御坂みちを挟み南斜面が戸倉地区、北斜面が十郎地区になります。戸倉地区には「御坂路さくら公園」があり、桜の名所としても有名です。十郎地区は北斜面ということもあり、笛吹市内で一番遅い開花ポイントです。両地区は御坂町でも標高の高い山あいにあり、桃の栽培面積は小さいですが、山里の春の美しさはまた格別です。盆地の桃が終わりを告げる頃、ぜひ訪れて欲しい場所でもあります。さくら公園内にトイレ・駐車場あり(標高約700メートル)

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第2回

取材日:2011年3月23日(午前) くもり時々晴れ

山あいの小さな集落ではありますが、戸倉や十郎には独特の空気が流れています。見晴らしのいい傾斜地の桃畑に立てば、白い雪をいただく山々や仲良く並んだ集落の屋根、小さな庭先の菜園、観光農園やお店の看板、大きなアーチを描く十郎橋、日なたにまどろむ猫の姿などなど、のどかな山里の風景です。おそらく市内の観察ポイントでは一番遅くまで花を楽しむことができる場所でもあります。それゆえに春は遅く、つぼみもまだ固い銀の毛皮のままです。

さくら公園脇の桃のつぼみ。前回に比べ、少しだけ銀の毛皮が開いてきたような・・・

左上:公園のスイセンもまだこんな背丈です。右上:満開の梅が、いい香りを漂わせています

公園の駐車場前にある桃畑。変化は遠目にわかりません

戸倉集落の上にひろがる桃畑

左上:公園近くのつぼみよりも更に固い様子。右上:戸倉集落の上は、桃やスモモが栽培されています

左上:十郎地区の桃畑。右上:ここは北斜面なので、戸倉地区よりさらに開花が遅くなります

青空が見えたと思うと雲にかげる、安定しないお天気です

十郎地区の桃畑でお会いした天野さんご夫婦。82歳のご主人と二人三脚で農作業に勤しみます。毎日元気に畑仕事ができる幸せを語ってくれました。ニコニコ顔のご主人、カメラを向けたらちょっと緊張してしまいました(笑)

十郎地区の桃畑から対岸の戸倉地区をのぞむ

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