春日居農産物直売所「収穫祭」
2011年12月3日、春日居農産物直売所で「収穫祭」が行われました。この直売所は2005年にオープンした直売所で、春日居町駅から徒歩3分、大蔵経寺山を背に県道桑戸大野線(通称ピーチライン)に位置しています。隣には春日居統一共選所が建ち、桃の時期になると、店内には糖度・大きさ・色・形など、すべて光センサーで選別された最高級の品質の桃が並びます。このような桃は「春日居ブランドの桃」と呼ばれ、全国各地から発送依頼が来るそうです。桃だけではなく、県内の野菜や加工品・植物なども販売しています。昨年、春日居農産物直売所オープン5周年を記念したイベントとして「収穫祭」が初めて行われました。今年で2回目となり、日頃の感謝を込めて、この日は新鮮野菜が全て格安価格で販売されていました。出血大サービスです!!朝9時半、小雨の降る寒い中、店内にはいつも以上の量の野菜が店内いっぱいに陳列されていました。また、外には特設された売り場もあり、軽トラックの荷台には、この日のための葉物野菜が乗っていました。オープンの10時を迎える前、すでに店内にはお客さんの手にはカゴいっぱいに目玉商品の野菜が入っていました。オープン後、ものすごい勢いで店内の野菜がどんどん無くなり、スタッフさんは補充に慌てていました。
お客さんの狙っている商品はこの時期に絶対欠かせない、漬け物用の野菜でした。白菜や大根などをダンボール買いするお客さんをたくさん見ました。日頃、直売所を利用するお客さんが多く、買った荷物を軽トラックに乗せている人もいました。山梨市から新聞の折り込みチラシを見て来たお客さんもいました。「野菜の種類も多くて、何より格安!どんどん目移りして、気付いたらカゴに入りきれないくらい買ったわ!」と。周囲を見ると、確かに他のお客さんのカゴも同じ状態でした。
直売所の外では休憩所が設けられ、そこではスタッフさん手作りの豚汁とポップコーンが無料配布されていました。豚汁には、里芋・人参・白菜・ジャガイモ・油揚げ・長ネギ・シイタケ・ゴボウ・豚肉等、具だくさんでした。ポップコーンも塩味だけでなく、チーズやバター醤油の3種類もあり、子どもたちだけでなく大人も喜んでいました。
今年は天候により、昨年と比較してお客さんの数は少なかったそうですが、チラシの効果もあり、初めて直売所に訪れる方もいらっしゃいました。桃で有名な春日居町ですが、桃だけでなく、柿・イチジク・キウイフルーツなどの果物や、白菜・大根・長ネギなどの野菜があることを初めて知る方も多かったようです。普段旬感ネットでは、「直売所ニュース」で、いつも元気なスタッフさんにお世話になっています。野菜の食べ方を紹介したり、訪れた方々に気さくに声をかけたり、車で高齢の方の家まで荷物を運んであげたりするスタッフさんたち。地元の人に愛されている理由が、今回の感謝祭を通してわかりました。(取材:ミーシャ/2011.12)