笛吹ほうとう特集

ひと口メモ=ほうとうの由来には諸説ありますが、中国から伝来し、平安時代には既に食されていた記述が残る「餺飥(はくたく)」といううどんの原型となる料理が起源とされる説が一番有力といわれています。また、ほうとうが山梨に根付いた理由としては、甲斐の国時代、武田信玄が陣中食としてほうとうを用いたという説が広く知られています。現在、お店では鉄鍋やどんぶりで1人前ずつ卓に出されますが、通常、家庭では味噌仕立てのスープが入った大きな鍋で、具と麺を一緒に煮込み、椀などに取り分けます。このとき、麺は予め湯掻くことなく、生のまま鍋に加えます。これがほうとうと他の麺料理との大きな違いです。生麺のまま煮込むため、スープに独特のとろみがつきます。麺は太くて平らな形が特徴です。(取材:エイチ)

甲州郷土料理 山作

昔ながらの味をつたえる田舎料理の名店

合掌造りを思わせる外観が印象的な甲州郷土料理のお店、山作。現在の場所の移ってから数えても今年で35年目を迎える老舗の人気店だ。県外からのリピーターも多く、その味の良さは口コミで広まってきた。そんな山作のメニューには、ほうとうをはじめ、猪鍋、桜鍋(馬肉のすき焼き)、馬刺し、刺身こんにゃく、おやきといった昔ながらのふる里の味を受け継いた手造りの郷土料理が並ぶ。こちらのほうとう(手打ちほうとう850円、きのこほうとう1,200円)の特徴は、なんといっても小麦粉からこだわった本物の手打ち麺。切り置きしておくと麺のよさが損なわれてしまうということから、注文が入ってから麺を切り、特注の味噌を使ったスープとじっくりと煮込む。テーブルに届くまでそれなりに時間は掛かるが、その時間を待って食べるだけの理由がある一杯だ。ちなみに、この麺はお土産としてもお店で手に入れることができる。味や雰囲気だけでなく、ご主人の人柄もまたよし。

風味を損なわぬよう注文が入ってから麺を切る

馬刺し/700円、霜降り1,000円

山作

住所=山梨県笛吹市石和町川中島110-118
電話=055-263-0339
営業時間=11:30~14:30頃
定休日=火曜日

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富士野屋夕亭 夕庵

他では絶対に味わえない出汁が決め手の一杯

石和温泉を満喫できるお風呂と料理が自慢の湯宿、富士野屋夕亭。周囲の山々や、目の前に笛吹川の流れを望むロケーションも申し分ない富士野屋夕亭の食事処が、こちらの夕庵。もちろんビジターの方の利用も可能で、富士野屋夕亭自慢のほろほろ鳥を使った料理をはじめ、本格的な手打ちそばがいただけるお店としても地元では知られている。そんな夕庵のほうとうは、まさに富士野屋夕亭ならではの一杯。添加物や化学調味料を使わず、ほろほろ鳥と野菜からじっくりと出汁をとったスープは、さっぱりとしていながら、濃厚な旨みが楽しめる。そこに合わせるのはコクのある合わせ味噌。こちらでは、スープ、味噌、麺、具が鍋料理のようにテーブルに並ぶので、まずは味噌を加える前に出汁の旨みを味わってみてほしい。また、夕庵では甲州ワインはもちろん、国内外から厳選したワインのコレクションも充実。ワイン好きの方もぜひ足を運んでいただきたい一軒だ。

毎日、打ち立てのそばが味わえる夕庵

二八せいろそば/840円、ほろほろ鳥のもつ煮/630円

富士野屋夕亭夕庵

住所=山梨県笛吹市石和町八田286
電話=055-262-2266
営業時間=11:00~21:00
定休日=年中無休
http://www.fujinoya.co.jp/index.html

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田舎料理の店 古今亭

温泉街の老舗店でいただく心あたたまる郷土料理

開店から40年、石和温泉街の中でも老舗の郷土料理の名店だ。メニューは田舎料理から一品料理まで豊富で、ついつい長居してしまう雰囲気も手伝って地元の方々からは居酒屋としても長年愛され続けている。そんな古今亭のほうとうは、昔ながらの地粉を使った手打ち麺が自慢。特製の合わせ味噌のスープで、注文を受けてから鉄鍋で15分~20分ほどかけてじっくり煮込む。胡麻の風味がきいた田舎ならではの力強い味の一杯だ。また、写真のオーソドックスなほうとう(840円)のほか、かぼちゃ、きのこ、山菜、海老、はまぐり、鴨、猪豚、猪、しるこ、カレー、納豆とバリエーションが豊富なのも古今亭の特徴。この他にも、こちらでしか味わえないオリジナル料理“焼きほうとう”もぜひおためしあれ。

卵焼田舎風/630円

もつ煮込み/530円

古今亭

住所=山梨県笛吹市石和町川中島78-1
電話=055-262-2627
営業時間=18:00~26:00
定休日=木曜日

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食事処 しんとみ

観光客からも愛される心和む家庭的な味と雰囲気

石和温泉駅前という場所柄、観光客の方も多く訪れることから、ほうとうをはじめ、鳥もつ煮、馬刺し、ソースかつ丼といった山梨の名物料理がメニューに並ぶ。宴会や大人数、家族連れの方には、自慢の舟盛りがついた3,000円からのコース料理も評判とのことだ。そんなしんとみのほうとうは、定番のかぼちゃほうとう(1,000円)。さらっとした味噌仕立てのスープに、こしのある麺、具にかぼちゃ、根菜、長ネギ、キノコ、豚肉、蒲鉾が入った昔ながらの家庭的な一杯をどんぶりでいただく。また、こちらのお店の常連の方々が必ず注文するというひと品が厚焼き玉子。もともとは寿司、割烹料理のお店として40年前にオープンしたしんとみ。寿司職人だった先代のご主人が出す厚焼き玉子は評判を集め、開店当時からファンの多い隠れた人気メニューだ。

馬刺し/1,100円

厚焼き玉子/550円

しんとみ

住所=山梨県笛吹市石和町松本1067-4
電話=055-263-0828
営業時間=11:00~14:00/17:00~21:00
定休日=水曜日 ※予約に応じて休みが別曜日になる場合があります。

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食彩酒房 月のうさぎ

毎日でも立ち寄りたくなる気さくな雰囲気の人気店

もともとは昭和47年に旅館として開業し、8年ほど前から現在のような昼は郷土料理屋、夜は居酒屋というスタイルで営業をしてるのが、こちらの月のうさぎ。今でもお店には旅館兼宴会場が併設されており、温泉と宴会が一緒に楽しめるお店としても地元の方々から愛されている。また、全国各地から厳選した焼酎も取り揃え、一品料理も豊富なので、酒好きにはたまらない駅前の一軒だ。店長さんたちの気さくな人柄もあり、石和温泉を訪れると必ず立ち寄ってくれる観光客の方も少なくない。そんな月のうさぎのほうとうは、スープにとことんこだわったひと品。鰹節、煮干、昆布でしっかりと出汁をとり、そこに地元の味噌屋さんから取り寄せる3種類の味噌をブレンドして合わせる。そのスープに、煮込まれたたっぷりの具の旨みも加わり、この店ならではの一杯をつくり出す。ほうとうは、写真の野菜ほうとう(1,000円)のほか、豚肉ほうとう、チゲほうとうが味わえ、狩猟が趣味という店長のお父さんが猟で猪を仕留めると、猪ほうとうもメニューに並ぶそうだ。

桜もつ煮(馬もつ煮)/650円

中庭を眺めながらのテーブル席も

月のうさぎ

住所=山梨県笛吹市石和町松本1064
電話=055-262-3730
営業時間=11:30~14:00/17:00~24:00
定休日=火曜日 ※祝日の場合は営業。翌日がお休みとなります。

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小作 石和駅前通り店

いつでもかわらぬ味が楽しめる甲州郷土料理の有名店

山梨県内に9店舗をかまえるほうとうの有名店。県外の方も「山梨でほうとう」といえば、小作を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。店舗によってメニューの違いも多少あるが、ほうとうを中心に、甲州郷土料理のほか、ご飯物や定食メニューも豊富に取り揃えている。いつ来てもかわらぬ味…が自慢の小作。ほうとうは常時10種類。季節によって味を調整している特注の味噌を使ったスープに、太くて分厚いもっちり麺とたっぷりの具を鉄鍋でじっくり煮込む。写真のかぼちゃほうとう(1,000円)も、ゴロッとした大きめのかぼちゃが入った食べごたえのある一杯だ。“おざら”(冷たいほうとう麺を温かい具沢山のお汁でいただく甲州名物)が通年で味わえるのも小作ならでは。こちらの石和駅前通り店は、中央に囲炉裏を備えた広々とした店内が特徴。

鳥もつ煮/500円

馬刺し/1人前1,000円

小作石和駅前通り店

住所=山梨県笛吹市石和町窪中島73-3
電話=055-263-5421
営業時間=平日11:00~21:00/土日祝11:00~22:00
定休日=年中無休
http://www.kosaku.co.jp/

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風林火山 響の里

味はもちろん、雰囲気もバラエティーに富んだエンタメレストラン

観光地として知られる石和温泉の中でも特に個性的でインパクトのあるお店が、こちらの響の里。山梨の郷土料理を中心に、旬の味を活かし、ひと品、ひと品、素材選びから盛りつけまでこだわったバラエティーに富んだ料理が楽しめる響の里では、“甲州エンタメレストラン”の呼び名のとおり、広い店内に設置されたステージで、連日、巨大スクリーンをバックに大迫力の太鼓ショーが行われている。鎧兜姿の武者に扮したスタッフが案内を行なってくれる演出もこちらのお店ならでは。そんな響の里のほうとう(1,200円)は、自家製味噌と自家製麺を使った、ボリュームも満点な一杯。自家製味噌のスープは、昔ながらのやさしくまろやかな味で、北杜市の女取湧水の水を練りこんだ麺との相性も抜群。ほうとうにはご飯が付いてくるので、麺を食べた後、シメでスープにご飯を入れて食べるのもぜひおすすめ。ほうとう、鳥もつ、煮貝と山菜の炊き込みご飯など、甲州の味がセットになった御膳メニューも充実。

信玄堤武田菱カレー/1,300円

店内では大迫力の太鼓ショーも開催

響の里

住所=山梨県笛吹市石和町窪中島122-1
電話=055-263-5421
営業時間=11:00~14:30
定休日=年中無休
問合せ受付時間=8:00~17:00
http://hibiki-sato.com/index.html

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味処 多喜口

客をもてなす心からうまれる本物の料理の数々

10代の頃に料理人の道へ入り、これまで40年以上、調理場で腕を振るってきた多喜口のご主人。料理に関するお話しをうかがうと「特別なことは何もしていないよ」と優しくも力のこもった目で答えてくれた。そんなことはない。メイン料理はもちろん、小鉢にいたるまで、食材から水や調味料まで全てにこだわりぬき、一切手を抜くことなく、心のこもった料理の数々でもてなしてくれる。傍から見れば料理に対する大変なこだわりと感じることでも、ご主人にとっては客をもてなすための結果でしかないし、本物の料理で喜んでほしい、満足して店を出てほしいという思いでしかないのだ。そんな多喜口の看板メニューは、うなぎ料理、そしてほうとうだ。こちらのほうとう(945円)は、他では決して味わうことのできない絶品スープの一杯。じっくり丁寧に仕込まれた鶏ガラスープに和風出汁。そこで具を先に煮込み、しっかり味が馴染むと深みのある特製ブレンド味噌を加え、麺とさらに煮込む。口の中で広がる風味、具と麺の食感と味の絡み、スープの最後の一滴までどれをとっても大満足の郷土の味だ。

ほうとう膳/1,785円

親子二代で常連という方も少なくない多喜口

多喜口

住所=山梨県笛吹市石和町四日市場1634
電話=055-263-2010
営業時間=11:30~21:30
定休日=月曜日
http://www.wa-shoku.jp/

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さとみ

アットホームな雰囲気のなかでいただく絶品麺の一杯

現在は2代目のご主人が奥さんと切り盛りするアットホームな雰囲気のほうとう屋、さとみ。先代から引き継いだその味は根強いファンが多く、わざわざ県外から足を運んでくる方も少なくない。そんなさとみのほうとうは、写真の田舎ほうとう(892円)をはじめ、月見ほうとう、バターほうとうの3種類。注文が入ってから打つ麺は抜群の風味と食感で、鰹節と鯖節からとった出汁と、長野県岡谷市にある喜多屋醸造店から取り寄せている味噌を合わせたスープとの相性も申し分ない一杯。砂糖と醤油で煮しめた馬肉をのせたさくら丼と合わせてぜひ(セットならプラス300円で小さくら丼付き)。また、さとみのもうひとつの人気メニューが餃子(400円)。白菜を使った風味がくせになるさっぱりとしたひと品を、自家製の特製ラー油で。

ほうとうは小さなさくら丼とのセットも

もうひとつの人気メニューが焼き餃子

さとみ

住所=山梨県笛吹市石和町四日市場1788-1
電話=055-263-3782
営業時間=12:00~14:00/18:00~21:00
定休日=水曜日

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割烹 近津

素材にとことんこだわる割烹料理店自慢のほうとう

石和温泉街の中心、さくら温泉通り沿いに佇む割烹料理店、近津。もともとは都内でお店を営んでいたご主人が、今から30年近く前に地元である石和に戻り開店。素材にとことんこだわったすっぽん料理とうなぎ料理が自慢の名店だ。また、割烹料理のみならず、甲州名物の馬刺しも極上の霜降りが用意されており、この馬刺しを目当てに遠方から訪れる方も少なくない。そんな近津のほうとう(1,200円)は、山海の具を使ったこの店ならではの一杯。じっくりと煮込まれた鍋には、具の旨みと食欲をそそる香りが広がり、さっぱりとしていながらも深みのあるやさしい味に仕上げられている。ほうとうは、ご希望に応じてすっぽんほうとうも味わうことができるとのこと。近津には予約制ながら店内に温泉風呂が完備されており、食事同様ゆっくりと自慢の湯が楽しめる。こちらのお風呂はさらくら温泉通りに面した2階にあるので、桜の花のシーズンには満開の桜並木を眺めながらの入浴も評判を集めている。

馬刺し(霜降り)/1人前1,700円

店内2階には予約制の温泉風呂も完備

近津

住所=山梨県笛吹市石和町川中島1607-129
電話=055-263-6621
営業時間=11:00~22:00
定休日=木曜日 ※予約可

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食事処 相馬

山の幸を活かしたこの店ならではの絶品料理の数々

一宮浅間神社の門前通りにある相馬。ご主人の人柄もあって地元の方々のみならず、一宮を訪れる観光客の方々からも愛され続ける食事処だ。山菜やキノコなど、料理に使われる山の幸は全て、旬の味を求めてご主人自ら山に入り採ってきたもの。他の店では味わえない料理を食べていってほしいというご主人のこだわりどおり、食材のみならず、料理はどれも相馬ならではのひと手間が加えられた、心のこもった絶品ばかり。なかでも、自家製味噌を使った味噌カツに大根おろしと刻みネギをトッピングしたおろし味噌カツ定食や、行者ニンニクを使った餃子、そして専門店にもおとらない手打ちそばは根強いファンが多い。そんな相馬のほうとう(山菜きのこほうとう1,260円)も具には山の幸がたっぷり。スープにはもちろんこくのある自家製味噌を使用。ウドのほろ苦さが味全体に絶妙なアクセントを添えている。また、限定メニューながら猪ほうとう(1,575円)もぜひおためしあれ。

おろし味噌かつ定食/1,350円

行者にんにく餃子/525円

相馬

住所=山梨県笛吹市一宮町中尾228-1
電話=0553-47-1320
営業時間=11:00~14:00/17:00~21:00
定休日=木曜日
http://www4.ocn.ne.jp/~sou-ma/00-index.htm

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桔梗屋 水琴茶堂一宮店

ほんのり香る甘酒の香りが心をほっとさせてくれる一杯

山梨の銘菓「桔梗信玄餅」で知られる桔梗屋の食事処、水琴茶堂。一宮店は、工場見学やお菓子のアウトレットで観光スポットとしても人気を集める桔梗屋本社工場敷地内にある直売店、花菓亭沿いに小川の流れる庭を奥へと進むと、店名どおり水琴窟が出迎えてくれる和の佇まい。店内は、庭を眺めながら食事が楽しめる開放感あふれる雰囲気。こちらでは、石臼挽きの手打ちそばをはじめ、和をベースにしながらもバラエティーに富んだ料理の数々がメニューに並ぶ。また、料理に使われる野菜は、主に県内各所にある自社農園で手間暇かけて育てられた安心、安全で新鮮なもの。そんな水琴茶堂でいただけるほうとうは、鶏、豚、猪の3種類のかぼちゃほうとう(こいなりさん付1,100円~)。隠し味に桔梗屋自慢の水琴茶堂の甘酒が使われており、立ちのぼるほんのりと甘い香りがなんとも食欲をそそる。甲州の味、鳥もつや鮑の煮貝が添えられたほうとう御膳もぜひおすすめだ。水琴茶堂一宮店のさらに奥には、粋心亭と名付けられたスペースも設けられており、こちらは予約制ながら、水琴茶堂とはまた違った落ち着いた空間となっている。

季節のミニミニDON/1,000円

滝が流れる庭を見渡せる開放感のある店内

水琴茶堂一宮店

住所=山梨県笛吹市一宮町坪井1928
電話=0553-47-3708
営業時間=10:00~17:00 ※ラストオーダー16:30
定休日=年中無休
http://www.kikyouya.co.jp/cafe/suikinchadou/index.htm

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郷土料理 よね

大地と山の恵みが堪能できる隠れた名店

桃源郷を望む最高のロケーションも自慢の郷土料理店、よね。ほうとうや猪鍋といった郷土料理をはじめ、猪、鹿、熊を使った鉄板焼き、山菜やキノコといった旬の山の味を活かした料理が家庭的な雰囲気のなか味わえる。料理に使われる猪、鹿、熊は、ご主人自ら山に入り仕留めてきたもの。また、ご夫婦で畑も営んでおり、畑では野菜や果物だけでなく、小麦や大豆も栽培。そのため、農作業期の6月~9月は休業になってしまうのだが、収穫された野菜や穀物はもちろん料理に活かされる。そんなよねのほうとう(1,050円)は、収穫された小麦を使った手打ち麺、大豆を使った自家製の手造り味噌、そして野菜と、まさにこちらの店でしか味わえない、根強いファンの多い一杯。自家製手打ち麺は少し灰色がかった色みが特徴で、抜群の風味が楽しめる。ほうとうはお土産用も販売しており、スープに使う手作り味噌と具のカボチャ、サトイモがセットになって2人前800円。

猪をはじめ熊や鹿の肉料理も味わえる

御坂の高台にあるよねからは見事な夜景も楽しめる

よね

住所=山梨県笛吹市御坂町下黒駒2239
電話=055-264-2400
営業時間=11:30~20:00
定休日=火曜日

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お食事処 味馬車

素朴でやさしい味が魅力の昔ながらのかぼちゃほうとう

開店当初から30年以上つぎ足し受け継がれている秘伝のタレを使ったうなぎ料理と、石臼挽きのそば粉を使ったそばが自慢の食事処、味馬車。地元の方はもちろん、シーズン時には観光客の方も多く訪れる家庭的な雰囲気の人気店だ。メニューも定食、一品料理からお好み焼きまでバラエティー豊富。12時間以上かけて煮込んでいるという馬のもつ煮も評判だ。そんな味馬車のほうとう(信玄ほうとう1,050円)は、「お婆ちゃんやお母さんが作ってくれたほうとうの味を残していきたい」とお店の方が話してくれたように、心まであたたまる昔ながらの素朴なやさしい味。特製出汁を加えた味噌を使ったスープで、取り寄せているこしの強い手打ち麺と、カボチャを中心とした具沢山の野菜をじっくりと煮込む。こちらの味馬車は、大広間も用意されているので宴会や法事、無尽会などにも最適。また、2011年5月~7月に放送された日本テレビ系ドラマ『高校生レストラン』のロケ地としても知られている。

広いお座敷も完備されているので宴会にも最適

馬刺し/890円

味馬車

住所=山梨県笛吹市御坂町下野原1152-1
電話=055-262-7215
営業時間=11:00~15:00/17:00~21:00
定休日=水曜日

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三心亭おいがた

甲州郷土料理から本格的和食まで、メニュー豊富な人気店

長年、町の小さな居酒屋さんとして地元の方々に親しまれてきたおいがた。15年ほど前から「三心亭おいがた」となり、現在は二代目のご主人が調理場を切り盛りしている。甲州の郷土料理をはじめ、本格的な和食料理のほか、釜飯や定食、一品料理までバラエティーに富んだ自慢の味がメニューに並ぶ。また、うなぎ料理は専門店にも負けない味と評判で、この味を求めて訪れる方も少なくない。そんな三心亭おいがたのほうとう(950円)は、地元の方からも愛される昔ながらのオーソドックスな一杯。特製味噌を使ったスープでじっくりと煮込んだやさしい味。ほうとうの具は野菜のみとシンプルなものだが、その素朴さが逆に何度も食べたくなる魅力にもなっている。ほうとうは他にも、きのこほうとう(1,100円)と海老天ほうとう(1,350円)があり、それぞれ定食メニューも用意されている。また、ほうとうと霜降り馬刺しなどがセットになった甲州定食もぜひおすすめ。

うな重定食/2,100円

釜飯/900円~、鳥のもつ焼/600円

三心亭おいがた

住所=山梨県笛吹市春日居町鎮目747-1
電話=0553-26-2255
営業時間=11:00~14:30/17:00~21:00、土・日11:00~15:30/17:00~21:00
定休日=不定休
http://locoplace.jp/t000001318/

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お食事処 川座敷すずらん

芦川の豊かな自然に囲まれて過ごす極上のひととき

四季を通じて大自然の豊かな表情を堪能できる山里の地、芦川町。そんな芦川で、山と大地の恵みをゆっくりと味わえるのが、こちらの川座敷すずらん。店名どおり清流沿いに佇む心安らぐ空間、純粋農家の手作りのおもてなしが自慢のお店だ。春は山菜、秋は天然キノコ(オーナーの市川さんは、自他ともに認めるキノコ採りの名人)をふんだんに使った、素朴ながら味わい深い田舎料理の数々をはじめ、手打ちそばなどがメニューに並ぶ。そんな川座敷すずらんのほうとう(1,200円)は、手打ち麺を使った具沢山の一杯。具に使われる野菜は、自家農園で丹精込めて育てられた野菜を朝採りしたもの。野菜と山の幸の旨味が煮込まれた、他では味わえない大満足の味を求めて遠方から訪れる方も多い。また、こちらでは店内での食事だけでなく、川辺でのバーベキューや、ログキャビンでの宿泊も楽しめるので、そちらもぜひおすすめ。

農園も営んでいるご主人自慢の野菜

キノコをはじめ地元の山の幸が味わえる

川座敷すずらん

住所=山梨県笛吹市芦川町上芦川1808
電話=055-298-2021
営業日=土・日・月曜日、祝日
営業時間=11:00~15:00
営業期間=4月上旬~11月上旬
http://www.j-gate.net/~kawazasiki/


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