「蓮の花」

蓮の花

にごる世に まよふわが身の このままに はすのうてなに のるぞうれしき
(鎌倉三十三観音霊場19番天照山蓮乗院 御詠歌)

笛吹市の石和町富士見地区では、昭和の中頃にレンコンの栽培が盛んに行われていました。明治の大水害で砂地となった土地で、その悪条件を生かした作物栽培でした。今では果樹農家が多く、レンコン農家は数軒となってしまいました。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」。蓮の花は仏の智慧や慈悲、清らかに生きることの象徴とされてきました。しかし、にごった俗世をさまよいながら、来世は蓮のうてなに生まれる事を祈る姿こそ、そのまま美しい花とも見えます。(ちゃめ/2010.7)

 

 

 

 

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