八代町奈良原地区2010

鳥坂峠へ向かう若彦路が奈良原地区へ入ると、左手の山の中腹に大きな山門が見えてきます。1409年に武田信春が中興した禅寺「広済寺」です。りっぱな山門の脇には、市指定の文化財であるヒイラギの古木が立っています。上り坂になっている参道からは南アルプスや甲府盆地が一望できます。周辺には桃畑も多く、山里の美しさを際立たせています。近くに浅川砂防公園のトイレ・駐車場あり(標高約550メートル)

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第6回

取材日:2010年4月13日(午前) 晴れ

昨日は冬に逆戻りしたかのような寒い雨の1日でした。一夜明け、今日は素晴らしい快晴です。午前中は昨日の雨が蒸発して、甲府盆地に靄をかけています。奈良原地区の桃の花たちは、昨日の寒さに驚き、そして今日の暖かさにチャンスをかけるように急激に開花しています。その速さは驚異的です。畑によって差はありますが、全体的に八分~満開になっています。お花見の見頃を迎えています。

山門と桃の花。この景色を長いこと待ち望んでいました。

左上:先程まで蕾だったかのように、花びらが丸まっています。右上:爆発的な開花です。

桃の向こうに靄のかかった甲府盆地が見えます。まるで湖のようです。

急激に変化する気温の中、桃たちも必死です。ダイナミックな生命力を目の前に、胸が熱くなります。

桃畑の後ろ側の畑では、土から水蒸気が上がっていました。

ずっと観察してきた山門横の畑も、ようやく華やかな時を迎えました。感無量です。

奈良原地区は山里ののどかな雰囲気が魅力です。

山門前の道路。桃と菜の花が南アルプスと甲府盆地を彩ります。

こちらでは桜、桃、菜の花が同時に楽しめます。

是非、お出掛け下さい。

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