巨峰の種飛ばし大会

9月21日、みさか桃源郷公園・ぶどう祭り特設会場に於きまして「巨峰の種飛ばし大会」と「大抽選大会」が爽やかな秋空の下、盛大に行われました。このぶどう祭りは、笛吹市として合併する前の御坂町時代より行われているイベントで、御坂町観光協会フルーツ部会主催により合併後の現在も毎年行われ、今回で第22回の開催となりました。

 

というわけで「ぶどう祭り」のメインイベント「巨峰の種飛ばし大会」ですが、臨場感たっぷりに伝えるべくカメラのベストポジションとして探り当てた場所は、相撲で言う「砂っかぶり」？参加者のツバと種の脅威が迫り来る斜め前方です。

午前中にもかかわらず多勢の参加者が集まり、老若男女、和気あいあいとした雰囲気の中、種飛ばしがスタートしました。内容は単純明快、エントリー者に用意された種あり巨峰を食べた後、残した種を使って定点ラインより勢いよく口から種を吹き飛ばし、飛距離を競うという、まぁどちらかというイベント的には結構「変わり種」の部類に入るものですが、それを真剣にやると言うところがミソなんですね。そして実際の競技ですが、小学生ながら9m超えの好記録を出したかと思えば、いかにも遠くへ飛ばしそうな体格の良いお父さんが足下にしか飛ばなかったり、中には「入れ歯が心配だぁ」とコメントしながらプレイ、しっかり種だけ飛ばせて「良かった～、、、、飛ばなくて(入れ歯）」と一安心する方もいたりして、公園内は種飛ばしの珍プレイ好プレイに大きな笑い声がこだまし、その度に遠くのギャラリーの人たちからも注目を集めていました。途中、抽選の結果でしょうか「カラン！カラン！」の鐘の音が響き渡り、入り交じってのぶどう祭りは大賑わいでした。

気になる記録ですが参加者合計は307名、組数にすると16組ということでしたが、その中での栄えあるグランドチャンピオンに輝いたのはナント飛距離が同じと言うことで2名になりました。
第1位：10m54cm　東京都・笹部様　富士宮市・伊藤様
第3位：10m33cm　神奈川県・大橋様
（1位が2名という事で次点が3位となりました）

1位の方には巨峰4kg、3位の方には巨峰2kgが送られることになりました。ちなみに、これまでの最長飛距離は昨年の11m75cmという神奈川県・石井様の記録があります。また、計測も審判証を付けた公式記録委員が行い、しっかりとcm単位で測っておりました。イベント会場は時折吹く風がフォロー(追い風）になったり、アゲインスト(向かい風）になったり、風をうまく味方につけるかが好記録のポイントだったかもしれません。とは言え、それぞれ参加者の豊かな表情に、見ている方もやっている方も何だか楽しくなってしまうという、不思議なイベントでした。来年は是非、参加者としてチャレンジし記録に名前を残したいですね、、、、。 （取材：Donガバチョ）

※グランドチャンピオンは参加者全記録の中での1位です。各組の1～3位にもそれぞれ商品が渡されました。