お見事☆冬野菜!レンコン収穫
取材日:2009年12月14日 晴れ
石和町富士見地区でレンコンの収穫が始まりました。この辺りは明治の水害で砂地になり治水も悪い土地でした。その悪条件を最大に生かし昭和の中頃にはレンコンの栽培が盛んに行われていましたが、今では果樹栽培に移行した農家が多く、レンコンの栽培者は5~6軒になってしまいました。私たちが目にしているレンコンは根茎が育ったもので、出荷できるようになるまでに3年はかかるそうです。果樹のように全体の出荷量も多くないので、JA富士見支所(Tel.055-262-2158)で直接注文を受け付けています。この週末、地産地消の給食を試みる市外の保育園が園児とともに今では珍しくなったレンコンの収穫を見学に訪れていました。私も今年の夏、初めて「ハスッ田」でハスの花を見つけ、間近でレンコン畑を観察し、今日は待ちに待った収穫の取材させて頂きました。(取材:papico)
夏、凛とした立ち姿の花がみられると土の中では根茎がふくらみはじめる。レンコンは実ではなく根茎なのです。
チリチリと焼けつく太陽の下でも葉の中は涼しげ…
地下では根茎がふくらみ、地上ではグ~ンと茎を伸ばして見上げるほどの高さに花を咲かせる。
秋、花が終わるとそれが実になり、葉も茎も枯れていきます。葉が完全に枯れるまでは根茎もふくらみ続けます。
冬、収穫前のハスッ田の様子。もう水の入っていないハスッ田は収穫までに刈り込み作業を行います。
見て♪みて☆茎まで穴あなになってるの (^^)v レンコンってどこまでもレンコンなのです。
ハスの実。生花に使われたりしてますよね。この穴の中に種が入っていました。
ハスの種。青いうちに食べるとオイシイって聞いたことある (*^_^*) 春になったら蒔いてみよう♪3年後にはレンコンが穫れるかも…♪
刈り込み完了。これからは機械を使わず、天気の良い日に手作業で掘り起こします。
雨水が溜まってしまい、まだ収穫できないハスッ田も見つけました。
小さいモノは商品になりません。農家の方はコレの皮を剥いてそのまま食すそうです。絶品☆生産者さんの特権ですね (^^)/
収穫から3日目。収穫はすべて手作業。この畑だけでも10日間くらいはかかるそうです。
この芽を見ればどちらにレンコンがのびているのかわかるそうです。私にはわからないケド…(^^;)
レンコンは横にのびているので、むやみに持ち上げると折れてしまいます。
プロの技です☆上手に長く育ちました。掘れました (^^)v
こんなに立派☆レンコンは縦にのびるのではなく、横に這うようにのびて成長します。収穫には、たいへんな労力を要するのがわかります m(_ _)m 保存は土付きのまま新聞紙にくるんで、温度差のでない所に置いておきます。